ノート駆動AIコーディング術の提案

ノート駆動AIコーディング術の提案
ロボティックな手でキーボード入力するイヌさん

どうもTAKUYAです。みなさんはAIエージェントを普段のコーディングで活用されていますか。ちょっと面白いワークフローを思いついたのでシェアします。それは、ノート駆動のエージェンティック・コーディング・ワークフローです。最近Claude Codeのプランモードを使っていたら、ターミナル内で生成されたプランを読むのが辛かったんです。それで、じゃあMarkdownノートアプリであるInkdropをプランの保存先バックエンドとして使えば解決するんじゃないかと思って、​試してみました。こちらがそのデモです(英語):

こちらがClaude Codeの設定ファイル群です:

GitHub - inkdropapp/note-driven-agentic-coding-workflow at devas.life
Complete Claude Code configuration collection - agents, skills, hooks, commands, rules, MCPs. Battle-tested configs from an Anthropic hackathon winner. - GitHub - inkdropapp/note-driven-agentic-cod…

リポジトリはAffaanさんの設定集をベースにしています。これらを必要なものだけ .claudeフォルダに適宜コピペして使ってください。

なぜノート駆動?

もちろんローカルに保存されたプランファイルをVSCodeで開いてもいいですが、Inkdropを使うことで以下の利点が得られます:

  • 美しいMarkdownレンダリング - フォーマッティング、シンタックスハイライティング、Mermaidダイアグラム、LaTeX数式などに対応し、快適にプランを読める
  • 編集しやすい - バトルテステッドなMarkdownエディタでプランを実行する前に編集できる
  • いろんなデバイスで読める - データ同期により、スマホやタブレットでもプランを読んだり編集できる
  • リビジョン履歴が参照できる - ノートの変更履歴が見れるので、プランのどの部分がどのように変更されたかが確認できる
  • 進捗トラッキング - ノートステータスやチェックボックスで、進捗の変遷やサブタスクの完了具合などが追える
Mermaid図を含むプラン

使用の流れ

  1. プランをリクエストする - /plan コマンドを実行してタスクを指示する
  2. プランが生成される - Claude Codeがコードベースを解析して詳細なプランを作る
  3. Inkdropに保存される - 自動でノートが作成される。ノートステータスは初期状態で none
  4. レビューする - プランを読んで、良ければ取り掛かるように指示する
  5. タスクが実行される - ノートステータスが active に変更され、作業が開始される
  6. 進捗のアップデート - ノート内のチェックボックスが、タスクの進捗と共にアップデートされる
  7. 完了 - ノートステータスが completedにアップデートされて、outcomeが追記される
Revision historyで進捗を遡る

詳しい使い方はリポジトリのREADMEを参照ください。

アイデア: BeadsみたいなCLIツールを作る?

このワークフローは、新たなCLIツールを作ってみたいと思わせます。例えばBeadsみたいなやつ:

GitHub - steveyegge/beads: Beads - A memory upgrade for your coding agent
Beads - A memory upgrade for your coding agent. Contribute to steveyegge/beads development by creating an account on GitHub.

Beadsは、AIエージェント向けに設計されたシンプルなCLIベースのイシュートラッカーです。BeadsはSQLiteをバックエンドに使ってデータを保存します。動画で見せたように、代わりにInkdropを使うことは十分に可能でしょう。そうすれば、あなたはコンセプトやアイデアや仕様、デザインなどを書くのに集中できます。別の言い方をすれば、AIエージェントが自分のためにノートを取るのです。人間と同じで、Context Window Sizeのせいですぐに忘れるからです。あなたはこのアイデアについてどう思いますか?

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2025年個人開発活動の振り返り

2025年個人開発活動の振り返り

どうもTAKUYAです。もう1月も半ばに差し掛かっているけど、2025年の自分の活動の振り返りをしたい。去年を一言で言うなら、本厄を満喫した年だった。 厄年とは、人生の節目にあたって、体調不良や災難が起こりやすいと経験的に言われる年齢のこと。数え年で42歳、確かにもう若さに任せた事は出来ないなと痛感した年だった。(ところであなたの国ではこのような年はありますか?) 夏に体調を崩して2~3ヶ月動けなくなった 暖かくなり花粉が飛び出した頃に、持病のアトピーが悪化しだして、まともに生活出来なくなってしまった。酷さで言うと、2019年に脱ステした時と同じぐらい。 脱ステに無事成功したから、この地獄は二度と味わうことはないだろうと高を括っていたが、まさか7年後にまた味わうとは思わなかった。当時の独身時代と違い、妻も子供もいる中で、周りに多大な迷惑をかける事となった。夏の子供との思い出が全く無い。悲しい。 現在はQoLもほとんど元の状態まで復活できた。写真を撮って症状の変化を記録したので、機会があればシェアしたい。食事療法など色々試したが、結局歩くのが一番自分に効いた。それ以来、一日一万歩

By Takuya Matsuyama
書いて、歩け!なぜノートアプリはシンプルで充分なのか

書いて、歩け!なぜノートアプリはシンプルで充分なのか

どうもTAKUYAです。今回はノートやメモから新しい発想を生むための考え方についてシェアします。 自分はシンプルさをウリにした開発者向けのMarkdownアプリInkdropを作っています。なので、どうしても「ノートアプリの作者」としてのポジショントークが含まれてしまいますが、逆に言えば、「ノートアプリを約10年間作り続けてきた人間が、どうやってアイデアを生み出しているのか」 という実際的な体験談として読んでもらえれば幸いです。 結論から言うと、僕は「アプリ上でノート同士を連携させる必要はない。繋げるのはあなたの脳だ」と考えています。本稿では、ノートアプリの機能に溺れずユニークなアイデアを考え出すために僕が実践している事をシェアします。 TL;DR * ノート整理に時間をかけるな。グループ化で充分だ * すごい人はアイデアが「降りてくる」のを待つ * プログラミング × 料理動画 という有機的な掛け合わせ * ノートは「忘れる」ために書く * 歩け! ノート整理に時間をかけるな。グループ化で充分だ 巷ではZettelkastenなどが流行っているようですね。これ

By Takuya Matsuyama
貫禄を捨てて愛嬌で生き延びろ!40代オッサンの生存戦略

貫禄を捨てて愛嬌で生き延びろ!40代オッサンの生存戦略

どうもTAKUYAです。 つい先週(11月19日)に誕生日を迎え、41歳になりました。40代と言うのは若い頃には想像もしなかった年代で、どう生きれば良いのかというイメージがあまり具体的に湧かない、曖昧な年齢ではないでしょうか?自分の父親を想像するも、日中はいつも仕事でいなかったのであまり参考になりません。 自分は個人開発で生計を立てていて20代、30代で積み上げて来たものが上手く実を結んだおかげで今の生活があります。育児にも、いわゆるサラリーマンよりかは柔軟に参加できていて、子供との時間も沢山取れています。ママ友も出来ました(迷惑かけっぱなしですが)。 本記事では、そんなライフスタイルを送る自分が40代で大事にしたいことについて書きたいと思います。タイトルにもある通り、結論から言うとそれは「愛嬌」だと思います。以下、中年男性の愛嬌の重要性について説明します。 TL;DR * 「貫禄が出てきたね」と言われたら注意 * 笑顔を作れ。オッサンがムスッとしてたら普通に怖い * 謙虚に振る舞え。実績を積むと周りが萎縮する * ギャップ萌えを活用しろ 「貫禄が出てきたね」と言わ

By Takuya Matsuyama
過集中を避けるための働き方とルーティン(二児の父ver.)

過集中を避けるための働き方とルーティン(二児の父ver.)

どうもTAKUYAです。 先日書いた通り、最近個人開発を頑張りすぎて体を壊してしまいました。 その原因の一つが過集中癖です。自分はもともと何かに集中すると周りが見えなくなる傾向があり、それがたまに私生活にも影響を及ぼします。同じ失敗を繰り返さないためにも、ちょっと働き方を再設計したいと思います。 働き方に対して他人の指摘をアテにしない 自分のようなフリーランサーまたは自作サービスで生計を立てている人は、時間の使い方を自分で自由に決められます。その反面、どこまでも極端な働き方が出来てしまい、それを指摘したり止めてくれる人がいないという欠点もあります。自分には妻がいますが、全く違う業界なので自分の作業ペースがどのようなものか具体的に把握できません。 「疲れた!」と言えば「休んだら?」と言ってくれますが、働き方やペース配分などにまで口は出しません。なので、他人のストップサインはアテに出来ません。 (心理カウンセラーの可能性を別途検討中) 最近子供が生まれたので厳密なルーティン実行は出来ない 一日を時間単位・分単位で区切ってルーティンを組むのは気持ちがいいですよね。僕もそうしたい

By Takuya Matsuyama