2.5万円の格安Android機Moto G5を開発用に買った

2.5万円の格安Android機Moto G5を開発用に買った

2.5万円の格安Android機Moto G5を開発用に買った

数年前に中古で買ったHTC J Oneは、もはや化石になりつつあった。彼にはメーカーからOSのアップデートがずっと提供されておらず、そっと忘れ去られようとしていた。AndroidはこうしてWindows XPのような遺物をまき散らして行くつもりなのだろうか。

最新OSが入った検証機が欲しい。Google Pixelが欲しい。でも検証機に10万円以上も出したくない。俺はただ、最新のOSとイチャりたいだけなんだ。

安い子はいねがーとAmazonを徘徊していたら、2万円台で最新OSの入った機種を見つけた。モトローラのMoto G5だ。昨日の夜にポチって、今朝届いた。もはや自分で買いに出掛けるより全然速い。そしてクロネコの配達員がいつも同じだから顔を覚えられてしまった。あの人、俺のことたぶんフリーターだと思ってる。平日に寝間着で家にいるから。ちっ、ちがうんだ。

早速開封してみる。

いきなりこんにちは。輸送中はよく眠れましたか?・・応答が無い。電池が入っていなかった。

まぁ高級感は一切無いよね。

本体はパッと見いい感じです。これが2.5万円って凄い。部品のコンポーネント化(共通化)が進んだ恩恵はしっかりと価格と品質に現れているようだ。

身ぐるみを剥がされたモトさん

電池を入れるためにこの後ろのカバーを開けなければならないんだが、悲劇は起こった。このカバー、めちゃくちゃ固い。全然外れない。隙間にハサミを入れようとして、ガリッと・・。あーあ。塗装が剥げた。やっぱり耐久性はそんなに期待できないか。

気を取り直して電源を入れてみる。モトローラのロゴが表示された。そしてPVみたいなのが流れる。「ヘロモト!」とカタコトのような英語で挨拶をされた。直訳すれば「こんにちは、モトさん」だが俺はあいにくモトさんではない。

やった、Android 7.0だ。動きはヌルヌルしてる。彼にもOSのアップデートがちゃんと提供されることを祈るばかりだ。

以上。

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個人開発を7年以上続けて分かった技術選択のコツ InkdropというMarkdownノートアプリを作り続けて7年になる。 お陰さまでその売上でずっと生活できている。 これまで個人開発でどう継続していくかについて「ユーザの退会理由をあれこれ考えない」とか「アプリの売上目標を立てるのをやめました」とか、ビジネス面あるいはメンタル面からいろいろ書いてきた。 今回は、技術面にフォーカスして、どう継続して開発していくかについてシェアしたい。 TL;DR * 最初はとにかく最速でリリースする事を最優先する * 迷ったら「ときめく方」を選べ * 程よいところで切り上げて開発を進める * 使っているモジュールがdeprecatedされるなんてザラだと覚悟する * 古いから悪いとは限らない * シンプルにしていく * 老舗から継続の秘訣を学ぶ * 運ゲー要素は排除しきれない 最初はとにかく最速でリリースする事を目標に技術選定する 開発計画とビジネス計画は切っても切り離せない。 コーディングに傾倒するあまり完璧主義に陥って結局リリース出来ないまま頓挫してしまう個人開発者は多い

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子育て中の個人開発者の一日

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子育て中の個人開発者の一日 どうもTAKUYAです。 久しぶりに生活まわりの事を書きたい。自分はInkdropというMarkdownノートアプリを売って生きている。 子供も無事順調に成長しており、あと数ヶ月で3歳になるというところで、イヤイヤ期もやっと終わりが見えてきた。 生活パターンもなんとなく定着しつつあるので、ここで一旦どんなルーティンなのか書き出してみる。ちなみに当方今年で40歳。 平日の1日の流れ * 06:30 妻と子供起床、朝食 * 07:10–30 俺起床、朝食 * 07:40 布団を畳んで子供を着替えさせる。妻はその間に化粧や通勤の準備 * 08:00 ストレッチと軽い筋トレ(腕立て50回、スクワット100回) * 08:10 妻と子供を見送る。15分前後瞑想 * 08:30 散歩 * 09:00 作業開始(カフェまたは家) * 11:00 昼飯 * 12:00 ダラダラする * 12:30 作業再開(だいたい家)

By Takuya Matsuyama