React Nativeチュートリアル: プニプニしたボタンを作ろう!

React Nativeチュートリアル: プニプニしたボタンを作ろう!

React Nativeチュートリアル: プニプニしたボタンを作ろう!

どうも個人アプリ作家のTAKUYAです。新しいYouTubeビデオを制作しました!

https://youtu.be/67aO4HpipSI

タイムライン

0:22 Intro
1:39 What you will learn from this video
2:14 ハック開始!
7:09 Neumorphism CSSをRNにインポートする
8:06 タイポして、気づいて、直す
9:00 背景ビューを変えようとするものの、変な結果になる
10:45 ボタンの見た目がなんかおかしい・・
11:40 イベントハンドリングをどうやって実装するのか調べる
14:46 グラデーションの実装方法をGoogleで調べる
15:22 react-native-linear-gradientのインストールに手こずる
17:33 グラデーションに角度を付ける方法の理解に苦しむ
20:03 いい感じに出来た!
20:45 まとめ

スキューモーフィックなUIが好きだ

今日は、React Nativeアプリの開発ワークフローについて皆さんにお見せしたいと思います。以前の動画で、tmuxとvimの開発環境についてご紹介しました。もしまだご覧になっていない方はぜひご覧ください。

僕はInkdropというMarkdownノートをデバイス間で整理して同期できるアプリを作っています。そのモバイル版はReact Nativeで開発しました。React NativeはiOSとAndroid両対応のアプリが作れるフレームワークで、
ご覧のようにまるでネイティブアプリのようにスムーズに動作します。とても簡単にマルチプラットフォームのアプリが作れます。

React Nativeで組んだモバイル版Inkdrop

さて今回は、僕が普段どのように、vimとtmuxを使ってReact Nativeのアプリを作っているかお見せしたいと思います。そのお題として、やわらかい見た目のボタンを作りましょう。僕は個人的にスキューモーフィックUIが大好きです。今ではほとんど見かけませんが、2013年ごろまではとてもポピュラーなGUIデザインの趣向でした。スキューモーフィズムのインターフェースオブジェクトは、現実世界に対応する物体を模していて、ユーザにどうやってそれらとインタラクトするのかを示します。そして最近、アレキサンダー・プリュートさんが素晴らしいスキューモーフィックなデザインを公開しているのを見つけました。彼は、もしまだスキューモーフィズムが行きていて発展し続けていたら、アプリケーションの見た目はどんなんだろうか、というビジョンを提案しています。素晴らしいですよね。沢山の人がそれに魅了されました。

skeuomorphic design by Alexander Plyuto
skeuomorphic design by Alexander Plyuto

ミカール・マレウィッツさんが、この新しいスキューモーフィズムをNeumorphismと名付けました。

https://neumorphism.io/

さらに彼は、ソフトなUIを構築するためのCSSコードをジェネレートするサイトも作りました。この動画では、これをReact Nativeで作ってみたいと思います。成果物がこちら:

いい感じでしょ。かわいいですよね。これを作るのに実際は40分ぐらいかかりました。で、この動画でお伝えしたいのは、単なるボタンの作り方ではなくて、どうやってその作る方法を見つけるかというプロセスです。つまり、僕が普段どのようなプロセスでモノを作っているのか。ミスして、エラーに悩んで、解決策をググり、そして問題を解く、その流れに注目して見てほしいと思います。そして、そのコツをコピーして盗んでください。お楽しみいただければ幸いです。

コードはGitHubに公開していますのでご参考ください:

craftzdog/react-native-skeuomorphism-ui-example
Neo-skeuomorphism style UI Example for React Native — craftzdog/react-native-skeuomorphism-ui-example

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なぜ体を壊してまで個人開発を頑張るのか?自尊心の欠如や過集中癖と向き合う

なぜ体を壊してまで個人開発を頑張るのか?自尊心の欠如や過集中癖と向き合う

どうもTAKUYAです。最近、個人開発を頑張りすぎて体調を崩してしまいました。アトピーが猛烈に悪化して、QoLが著しく下がってしまいました。まだ療養中ですが、毎日1万歩以上歩いて、徐々に回復しつつあります。 この過ちを繰り返さないためにも、自分は一体何が原因で頑張りすぎてしまうのか?という事について深堀りして考えてみたいと思います。また、個人開発におけるメンタルヘルスはあまり語られていないトピックだと思います。本記事が、同じように仕事を頑張りすぎてしまう人の助けになれば幸いです。 TL;DR * なんとなく続けていたソフト開発が自分を救った * 原体験が歪んだモチベーションを生んでしまった * 親が引くほどの過集中癖がある * 生得的な直せないバグと考えることにする * アプリの成功に関係なく、自分をあるがままに受け入れる * 挫折しないのは、なんだかんだで前向きだから * ユーザさんから「休め!」と叱咤された * 人生は長い。個人開発なんかで死ぬな 自己の原体験について振り返ってみる 個人開発だけで生活するようになって、かれこれ8年ぐらいが経ちます。こう

By Takuya Matsuyama
ユーザサポートの問い合わせを装った攻撃が怖すぎた

ユーザサポートの問い合わせを装った攻撃が怖すぎた

どうもTAKUYAです。個人開発をしていてアプリの知名度が上がってくると、作者個人(あるいはサイト管理人)を狙った攻撃というのをたまに受けます。つい先日も、怖すぎるメールを受け取ったのでシェアします。 件名: Cookie consent prevents platform access Hello, I cannot access use the store. The cookie consent notice keeps appearing and nothing happens once I approve or try to close it, so I’m unable to interact with the website. Please provide guidance on

By Takuya Matsuyama
万年ペーパーの自分が車の運転を楽しめるようになった理由

万年ペーパーの自分が車の運転を楽しめるようになった理由

どうもTAKUYAです。大学の入学前に免許を取って以来ずっとペーパードライバーで、都市生活では出来る限り運転は避ける生活を送っていた。事故を起こせば人を◯してしまう可能性もある代物を日常的に運転するなんて考えられなかった。 そんな自分に転機が訪れたのは、結婚して大阪に戻った事と、子供ができた事、そしてアウトドアに興味を持った事だ。大阪近辺だと箕面とか野勢、神戸、丹波篠山などが日帰りでドライブしやすい距離だ。それで、恐る恐るタイムズのカーシェアで時々ではあるが運転するようになった。 他の車も生きた人間が運転しているという驚き まず運転していて気づいたのは、他の車にも生きた人間が運転していると言う点だ。そんなのは当たり前だろと思うかもしれないが、結構新鮮な発見だった。Grand Theft Autoなどの現代をモチーフにしたゲームをプレイすれば分かるが、NPCの車の動きは鈍臭いのでガンガンぶつかる。プレイヤーの進行を予測した動きなどしないからだ。 しかし現実では相手も事故りたくないので、お互いに動きを読み合い、譲り合って運転する。ルードな運転手もたまにいるものの、どちらかがよっぽ

By Takuya Matsuyama
禅的思考: なぜInkdropはMarkdown独自拡張をしないのか

禅的思考: なぜInkdropはMarkdown独自拡張をしないのか

InkdropはMarkdownのノートアプリですが、Markdownの独自拡張は「絶対にやらない」と決めていて、それがアプリの哲学になっています。 Markdown(厳密にはGitHub-flavored Markdown)の強みは、ソフトウェア業界標準で広く使われてい緩い文書フォーマットという所です。 アプリの独自記法を加えてしまったら、あなたの書いたノートはたちまちそれらと互換性がなくなります。 「独自記法を加えた方が便利な機能が付けられるだろう」と思うかもしれません。もちろん実際Markdownは完璧な書式ではないため、必要な場面はいくつかあります。例えば画像のサイズ指定方法が定まっていない、など。それでも自分は、ノートの可搬性を第一にしてきました。その裏には禅にまつわる哲学があります。 日本の文化は周りの環境と対立するのではなく、溶け込もう、馴染ませよう、共生しようとする傾向があります。窓の借景、枯山水、建築の非対称性、茶室のシンプルさ、侘び寂びなどあらゆるところで見られます。 絵画における「減筆」の手法を例にとって説明します。 これは、描線を最小限に抑えながら絹や紙の

By Takuya Matsuyama