vimキーバインドに対応しました — Inkdrop

vimキーバインドに対応しました — Inkdrop

vimキーバインドに対応しました — Inkdrop

原文: https://blog.inkdrop.info/enabling-vim-keybindings-547f148b73b1

Markdownエディタ Inkdrop は v3.11.0 からプラグイン拡張によるvimのキーバインドに対応しました。機能は以下の通りです(直訳ですみません):

  • テキストオブジェクトを含む全ての共通のモーションとオペレータ
  • 直交的なオペレータモーション
  • ビジュアルモード — characterwise, linewise, blockwise
  • インクリメンタルにハイライトする検索 (/, ?, #, *, g#, g*)
  • 確認付き検索・置換 (:substitute, :%s)
  • 検索ヒストリ
  • ソート (:sort)
  • マーク (,)
  • :global
  • クロスバッファ yank/paste
  • クリップボードとの連動

vimプラグインをインストールするには ipm コマンドを使います。これはプラグインを管理するためのCLIツールです。詳しくはこちらをご参照ください。これを使って以下のようにコマンドを実行してください。

<span id="e8ad" class="re pv io pt b gz rf rg m rh ri">> ipm install vim<br></br>Installing vim to /Users/<user>/Library/Application Support/inkdrop/packages ✓</span>

これでインストールできました。Inkdropをメニューからリロードして、プラグインをアクティベートしてください: Menu → Developer → Reload

Inkdropは標準で柔軟なキーカスタマイズ性を提供しています。デフォルトのvimキーマップはこちらに定義されています。現在のキーマップ設定はPreferencesから確認できます:

プリファレンス画面

vimに関するキーマップを確認したい場合は、search keybindingsというラベルのついた入力欄に “vim-mode” と入力してください。するとリストが該当するものだけにフィルタされます。 keymap.cson を編集することでこの設定を好きにオーバーライドする事ができます。例えば、以下の設定は b を前のワードに移動するオペレーションに、 ctrl-a をテキストのすべて選択に割り当てています:

<span id="2882" class="re pv io pt b gz rf rg m rh ri">'.CodeMirror.vim-mode:not(.insert-mode):not(.key-buffering) textarea':<br></br> 'b': 'vim-mode:move-to-previous-word'<br></br> 'ctrl-a': 'editor:select-all'</span>

一行目のCSSセレクタはvimのモードも表していることに注意してください。この例ではinsertモード以外のキーマップを指定しています。他のモードに該当するCSSセレクタは以下のとおりです:

  • インサートモード以外: .CodeMirror.vim-mode:not(.insert-mode):not(.key-buffering) textarea
  • ノーマルモード: .CodeMirror.vim-mode.normal-mode:not(.key-buffering) textarea
  • インサートモード: .CodeMirror.vim-mode.insert-mode textarea
  • 置き換えモード: .CodeMirror.vim-mode.replace-mode textarea
  • ビジュアルモード: .CodeMirror.vim-mode.visual-mode:not(.key-buffering) textarea

このプラグインでは、Inkdropを操作できるいくつかのExコマンドに対応しています。

現在編集中のノートをディスクに保存します。

ノートリストにある次のノートを開きます。

ノートリストにある前のノートを開きます。

HTMLプレビューを表示します。

Side-by-sideモードを切り替えます。

このプラグインはオープンソースです。改善のアイデアをお持ちでしたらぜひコントリビュートお待ちしています!

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過集中を避けるための働き方とルーティン(二児の父ver.)

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