一人で開発していて寂しくないのか

一人で開発していて寂しくないのか
自分は独立してから6年間、基本的に一人でサービスを作りながらたまに受託をする生活をしてる。受託以外は誰とも連絡を取らず黙々と開発してる。人によってはこんな生活、孤独でやりたいとも思わないらしい。
でもそういう孤独と戦ってる人って案外身近にいる。ユーチューバーとか。映像ではすっごい楽しそうにしてるけど、編集とか真顔で一人でもくもくやってる訳だし。個人で活動してる人には逃れることの出来ない孤独問題。
で、俺は平気かって?そんなことない。面と向かって「寂しくない?」って訊かれるとつい「寂しくなんかねえよ!」って答えたくなるけど、正直それは嘘。別にメンタルが人一倍強いわけでもない。
というか、人なんていくらグループの中に居ても時折寂しさを感じてしまう生き物だ。なのにその気持ちから逃げたり否定するなんて不健全だと思う。
で、この寂しさとうまく付き合っていく方法はいくつかある。徐々に分かってきた。性格的な個人差はしょうがない。置いとこう。
まず寂しさって相対的な一面がある。誰かとずっと一緒に過ごした後に別れたら寂しさを感じる。でも一人が当たり前だとそのきっかけが無い。だから寂しさを感じる頻度が減る。そうすると、やっている内に慣れてくる。ただし、独り言は増えるので注意。
もう一つは今の自分を認めること。孤独の度合いは自尊心の影響を受けるから。今の自分が受け入れられないと、誰かに認めて欲しくて人が恋しくなる。自分を認められれば誰かに感情面で頼る必要性が減る。だから寂しさに襲われることも減る。今を受け入れよう。
そして最後はサービスを通じて人との触れ合いを持つこと。やはりこれが一番大きい。ユーザさんが喜んでくれているってだけで、どんな寂しさも吹き飛ぶ。なんかしらの成果が出ていることって大事。今誰からも反応がなかったら、正直つらい。続かない。自分はなんのために頑張ってるのかを忘れないこと。
先に述べた以外には、カフェで作業してみたりとか紛らす方法はある。交流会に顔を出したりとか。人と物理的な関わりを増やすのは有効な一方で、時間もお金もかかるので程々にしたい。今やりたいことをやる上で、寂しさを適度に受け入れつつ楽しむ方向に持っていったほうが無理なく前に進めると思う。孤独を埋めなきゃ!と思うからしんどい訳で。
少し調べてみれば、著名人が孤独について語ってるのを沢山見つけられる。例えば作家の森博嗣は「孤独を恐れていては創造的な生活はできない」と言ってる。チームでわいわい楽しく作るのも良いけど、それだけがいいモノを作る道ではないと思う。孤独は恥ではない。
周りの人間関係についてはまた別の機会に書きたい。