Hacker Noonのライターになったらアクセス数が急増した

Hacker Noonのライターになったらアクセス数が急増した

Hacker Noonのライターになったらアクセス数が急増した

嬉しかったので書きます。やってみるもんですね。

Inkdropのアカウントでたまにブログを英語で書いています。まぁ反響はそう簡単に行くわけなく、微妙ですよね。すると、不思議なことに突然このようなメールが届いたんです。

「あんたのストーリーおもろいからHacker Noonに載せさしたるわ。悪い話やないやろ?」とデビッド氏が言ってくれています。MediumにPublicationなる機能がある事をこれで初めて知りました。Publicationは、複数のユーザでつくるニュースペーパーみたいなものです。ようはみんなで書くブログですね。

Hacker Noonの記事はちらほら読んだことがあったので、まさか自分の記事が載せてもらえるということにエキサイトしました。二つ返事でオーケー。すると以下のようにサイトのヘッダーがHacker Noonに変わりました。

ご覧のようにアクセス数が飛躍しました。って言っても1,000満たないんですけどね。でも駆け出しにしては上出来じゃないですか。

で、大事な事が一点。Hacker Noonに載るのはこれっきりではないのです。ライターになったので何度でも掲載申請できるようになりました。なので他の記事もちょくちょく申請しては掲載してもらっています。今のところリジェクトされた事はありません。これとか:

この記事で初めてPVが4ケタ超えしました。ヤッタ。

という感じで、Hacker Noonは合法的な下駄になってくれています。感謝。ありがたや。

このブログがきっかけとなってInkdropのユーザ登録数が伸びたら、それに越したことはありません。ただ、やっぱり載せさせてもらっているという立場なので調子に乗らないよう気をつけたいと思います。あんまり宣伝的になりすぎないようにするとか。

しばらくはPVが5ケタ行けるように、喜んでもらえるような記事を書くことに主眼をおきます。やはりプログラミング、ハウツー系やスタートアップ論などがいいかなと。

以前にも書きましたが、サービスの宣伝をするより評価を上げる方が重要だと考えています。Hacker Noonはきっとその意志に共感してくれたんだと思います。この調子でがんばろう。

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万年ペーパーの自分が車の運転を楽しめるようになった理由

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どうもTAKUYAです。大学の入学前に免許を取って以来ずっとペーパードライバーで、都市生活では出来る限り運転は避ける生活を送っていた。事故を起こせば人を◯してしまう可能性もある代物を日常的に運転するなんて考えられなかった。 そんな自分に転機が訪れたのは、結婚して大阪に戻った事と、子供ができた事、そしてアウトドアに興味を持った事だ。大阪近辺だと箕面とか野勢、神戸、丹波篠山などが日帰りでドライブしやすい距離だ。それで、恐る恐るタイムズのカーシェアで時々ではあるが運転するようになった。 他の車も生きた人間が運転しているという驚き まず運転していて気づいたのは、他の車にも生きた人間が運転していると言う点だ。そんなのは当たり前だろと思うかもしれないが、結構新鮮な発見だった。Grand Theft Autoなどの現代をモチーフにしたゲームをプレイすれば分かるが、NPCの車の動きは鈍臭いのでガンガンぶつかる。プレイヤーの進行を予測した動きなどしないからだ。 しかし現実では相手も事故りたくないので、お互いに動きを読み合い、譲り合って運転する。ルードな運転手もたまにいるものの、どちらかがよっぽ

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AIのお陰で最近辛かった個人開発がまた楽しくなった

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