30日間、開発をお休みします

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30日間、開発をお休みします

30日間、開発をお休みします 次のフェーズに向けてチャージ English version is here こんにちは、TAKUYAです。 数日前にInkdropの新しいモバイル版をリリースしました。今のところとても好評で嬉しい限りです。幸いなことに、Inkdropはここ一年ずっと成長し続けていて、以下のように決済回数が安定して増えています: そして先月の売上は26万円でした。やっと前職の給料を上回りました(笑) 東京で生活するには充分の利益です。このまま伸ばすことができれば、フリーランスも安心して辞められますね。 現在のロードマップも残すところあと一つとなりました。最後の項目は、タスクのプログレス表示機能です。モバイルアプリの再開発に比べたら簡単そうですね。新モバイル版に取り組んでいる間にデスクトップ版の機能要望が大量に溜まっています。次のロードマップにむけてそれらを整理して議論する必要があります。また、デスクトップ版も同じく再構築したいと考えています。モバイル版で大幅にリファクタリングしたモジュール群を統合したいのです。 それらにすぐ取り掛かりたいのですが、その前に少

By Takuya Matsuyama
Inkdrop Mobile v2 リリース

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Inkdrop Mobile v2 リリース

Inkdrop Mobile v2 リリース English version is here こんにちは、Inkdrop開発者のTAKUYAです。 プライベートベータでのテストに沢山の人にご参加頂いたおかげで、今日リリースに漕ぎ着けることができました。とても嬉しいです。感謝します!アプリはイチから完全に書き直されて、安定性を保ちながら沢山の改善が施されました。本稿では主な変更点をご紹介します。 Inkdropは、日々のハッキング作業をメモするために特化したMarkdownエディタ付きのノートアプリです。シンプルさ重視の設計で作られています。すべて僕一人で開発・運営しています。このプロジェクトは、インディーデベロッパーとして健康的なペースで製品を作って飯を食うという挑戦です。その過程で考えて採った戦略はすべてこのブログに記録しています。それらがあなたの個人開発の参考になればと思います。Inkdropについて更に知るには以下のウェブサイトをご覧ください: * https://www.inkdrop.app/ 私たちはプログラミングをする際は主にPCかラップトップを使います。し

By Takuya Matsuyama
GDPR対象業者の判断基準とプライバシーポリシーを書く際のポイントまとめ

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GDPR対象業者の判断基準とプライバシーポリシーを書く際のポイントまとめ

GDPR対象業者の判断基準とプライバシーポリシーを書く際のポイントまとめ MarkdownノートアプリInkdropを一人で開発しているTAKUYAです。InkdropはEUにもユーザが結構いるので、GDPR (EU General Data Protection Regulation)への対応準備を進めていました。GDPRはEUの個人情報保護に関する新しい法律です。この度、施行予定日の2018年5月25日に無事間に合わせることができました。 プライバシーポリシーをイチから書き直し、曖昧な表現を避けて、GDPRで要求されている個人情報取り扱いに関する情報を全て開示しました。書くの大変だった・・。 先日、GDPRに関する自分用のメモとして以下の記事を書いたら、予想以上に反響が大きくてびっくりしました。日本語で開発者向けの分かりやすくまとまった情報が無いのがまず問題ですね。 本稿では実際に対応してみて分かったことや、プライバシーポリシー準備の注意点などをシェアしたいと思います。これから対応される方の参考になれば幸いです。 Inkdropは今回GDPR対応したものの、GDPR対象業

By Takuya Matsuyama
EU一般データ保護規則(GDPR)への対応に向けたやるべき事まとめ

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EU一般データ保護規則(GDPR)への対応に向けたやるべき事まとめ

EU一般データ保護規則(GDPR)への対応に向けたやるべき事まとめ EUの個人情報保護に関する新しい法律(General Data Protection Regulation)が2018年5月25日から施行される。EUの居住者に対してサービスを提供していて個人情報を取り扱っている業者は、たとえ個人であろうとも遵守義務が課せられる。 最近多くのサービスがプライバシーポリシーの改定を行っているのはそのためである。個人で作っている自分のサービスにもEUのユーザが沢山いるので、そろそろ対応しなければならない(遅い)。 今回はEUの法律によるものだが、内容は至極真っ当な、客観的に見れば当たり前のルールだ。将来的には事実上のデファクトとなり、アメリカや日本もこの法律に倣うのは時間の問題だろう。だから「日本人向けのサービスだから大丈夫」とほったらかしにしている業者は後々痛い目に遭うだろう。 Twitter社がパスワードをログに記録していた件は記憶に新しいが、今これが公にされた背景にはおそらくGDPRがあるのでは。前々から問題は認識していたけど、法律が施行される前に早めに白状しておこうという内

By Takuya Matsuyama
サイドハッスルのすゝめ — お金よりもやりがいを求める副業

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サイドハッスルのすゝめ — お金よりもやりがいを求める副業

サイドハッスルのすゝめ — お金よりもやりがいを求める副業 こんにちは、TAKUYAです。フリーランスやりながらMarkdownノートアプリを一人で作っていたら徐々に売上が伸びて、それだけで食べていけそうな位になりました。毎日楽しい。 僕はこのプロジェクトを副業ではなく「サイドハッスル(Side Hustle)」と呼んでいます(もうほとんど本業ですが)。サイドハッスルとは、ただ単に時間を切り売りするものではなく、やりがいを主眼においたお金の稼ぎ方を指します。主に英語圏でよく使われています: A side hustle is a passion-driven product or service that you create and sell without leaving your day job. The benefits are multiple. It gives you the opportunity to grow through experience in

By Takuya Matsuyama
Inkdrop Mobile v2 プライベートβ 公開のお知らせ

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Inkdrop Mobile v2 プライベートβ 公開のお知らせ

Inkdrop Mobile v2 プライベートβ 公開のお知らせ こちらは本家記事の日本語訳です。 こんにちは、InkdropソロデベロッパーのTAKUYAです。 長らくお待たせしていた新モバイル版Inkdropがようやくプライベートβでの公開に漕ぎ着けました。最後にロードマップを公表してから早6ヶ月です。あっという間でした。ずっと水面下で開発していたので一部の方にはこのプロジェクトの勢いが以前よりも衰えたと感じていたかもしれません。ご安心ください、そんなことは全くありません。英語アカウントの方のTwitterで頻繁に開発の進捗を報告していたので、ご存知の方もいるかと思います。長い間お待ちいただき本当にありがとうございます。 本稿ではこの6ヶ月間の取り組みや、新しいインターフェイスと多くの改善が加えられたアプリについて少しご紹介します。 6ヶ月も要した主な理由はこれです。以前、こちらの記事にも書きましたが、Inkdropには根本的な再デザインが必要でした。今後も安全性や安定性、シンプルさ、簡潔さを保ちつつ開発を長期的に継続していくためです。そのために新しいコアモジュール群は

By Takuya Matsuyama
SNSでアクティブサポートはしない

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SNSでアクティブサポートはしない

SNSでアクティブサポートはしない Text by TAKUYA InkdropというMarkdownノートアプリを一人で開発しています。今のところアクティブユーザは800人ぐらいで増加傾向です。課金ユーザ数は先月300人を超えました。おかげさまで今年はまだフリーランスとして受託開発を一度もせずに開発に集中できています。月間売上が20万を超えてくると安心感が半端ないですね。 ユーザサポートについては過去にも書きました。 このように個人開発でもサポートは大事にしているのですが、一切やらないと決めていることがあります。それはSNSでのアクティブサポートです。どういうことか詳しく書きたいと思います。 * アクティブサポートとはSNS上でのCRM活動のこと * アクティブサポートは親切の押し売り * アクティブサポートは非効率的 * ユーザの居る場所を集中させる * Twitter好きは日本人固有の傾向かも * 自分がされたら嬉しいこと「だけ」する アクティブサポートとは、Twitterなどで自分のサービスについて書いている人を見つけたら、こちらからアプローチしてサポー

By Takuya Matsuyama
React Native用の軽量な日本語分かち書きモジュールを作りました

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React Native用の軽量な日本語分かち書きモジュールを作りました

React Native用の軽量な日本語分かち書きモジュールを作りました 自分はInkdropというMarkdownノートアプリを作っていて、今新しいモバイル版をReact Nativeで開発しています。そのアプリ用に作成した日本語用分かち書きモジュールを公開したのでご紹介します。 特徴は、ネイティブ実装でかつUIとは別スレッドで処理を行うため、高速でUIがカクつきません。 アプリを作る過程で、日本語のノートの全文検索機能を実現するためにテキストのトークナイズ処理をJavaScriptで実装していました。しかしながら大量のテキストを一度にインデックスしようとすると時間がかかる上に、その間UIが固まってしまう問題がありました。なぜならReact Native製アプリはJavaScriptで組まれていて、シングルスレッドだからです。 そこで、バックグラウンドスレッドで分かち書き処理が行えるネイティブモジュールを作りました。バックグラウンドなのでUIをブロックすることはありませんし、ネイティブ実装なのでパフォーマンスも期待できます。 CFStringTokenizerというクラスが

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スピードを捨てる: 成長期の個人開発アプリを頓挫させないための戦略

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スピードを捨てる: 成長期の個人開発アプリを頓挫させないための戦略

スピードを捨てる: 成長期の個人開発アプリを頓挫させないための戦略 MarkdownノートアプリのInkdropを一人で作っています。去年の頑張りのお陰で幸いにも月間20万を超える収益化に成功しました。アイデア出しから収益化までの道のりはこちらに書いた通りです。 さて、今後このサービスを継続して成長させていくためには、立ち上げ期とは少し異なる戦略が必要です。それは、課金してくださっている顧客を守る事です。なぜなら、ノートアプリの本質は知見の管理だからです。長く使うほどその価値が発揮されます。なので、当初から事業の継続性は最重要視していますが、運用・保守面においてもより一層気を配らせていく必要があります。 本稿では、個人開発における事業立ち上げ後の成熟化に向けた心構えや戦略について考えたことを書きたいと思います。 立ち上げ当初はとにかく勢いを大事にしました。頻繁に新バージョンをリリースして、ブログを書いて、盛り上がりを演出しました。開発では、テストを書かずにスモークテストのみでユーザさんと一緒にデバッグしていく攻めの手法を採りました(詳しくはこちらの記事を参照)。マーク・ザッカー

By Takuya Matsuyama
LightroomをMIDIコントローラで操作して写真を現像する

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LightroomをMIDIコントローラで操作して写真を現像する

LightroomをMIDIコントローラで操作して写真を現像する AKAI MPD232を使って写真を現像してみた 朝ボーっとインスタを眺めていたら広告にPaletteというガジェットが表示されました。何やら外付けのコントローラで、ツマミやボタンでAdobe製品が操作出来るというもののようです。不覚にもちょっとかっこいいやないか、と思ってしまいました。 でも待てよ。ウチにも立派なAKAIのMIDIコントローラがあるやないか。これを使って同じことが出来たら楽しそう。 調べてみたところやはり同じことを思う人がいたようで、MIDI2LRというオープンソースのアプリを使えば出来るようです。と言うわけで早速やってみました。その結果がこちら。 めちゃめちゃ楽しい!ものの10分で出来てしまいました。作者に感謝。 まずはともあれアプリを公式サイトからダウンロードして、手順に従いインストールしましょう。アプリを起動した後に、Lightroomを起動します。すると以下のように、ウインドウ右上に「Connected to LR」と表示されます。 初期状態ではリストが空ですが、手元のMIDIコン

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2017年の活動成果まとめ・来年のブログネタ予告

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2017年の活動成果まとめ・来年のブログネタ予告

2017年の活動成果まとめ・来年のブログネタ予告 今年もフリーランスとして、アプリ作家として、いろいろ活動しました。一言でまとめると飛躍の年だったなと思います。柄にもなく熊手を買ったおかげかもしれません(笑) 来年も、その成果から得られたノウハウをまとめて惜しみなくシェアして行きたいと思います。自分をオープンソースにする気持ちで。 本稿では、今年の主な活動成果を振り返りつつ、そこから来年書けそうなブログネタを検討します。 * Markdownノートアプリでマネタイズできた * 受託開発は実質3人月ぐらいに抑えられた * Twitterのフォロワーが1300人増えた * ブログ年間アクセス数が19万に達した * GitHubで愛用しているライブラリにコントリビュート出来た 2016年から作り始めたMarkdown専用ノートアプリ、Inkdrop。このブログでも幾度と紹介してきました。お陰様で今月の売上は24万円に達しました。精神的にかなり楽になりました。この調子で来年も開発ロードマップをこなして行きます。 開発当初、周りにこのアイデアを話しても懐疑的な意見しか得られま

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雰囲気の良い都内のカフェまとめ 2017

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雰囲気の良い都内のカフェまとめ 2017

雰囲気の良い都内のカフェまとめ 2017 休日の過ごし方はもっぱらカフェでだらだらして本を読んだりしています。珈琲の味よりは、店内の雰囲気や客層が落ち着くかどうかを重視しています。今年見つけた良いカフェを、東京を中心に紹介していきます。 入り口はとても入りづらい雰囲気なのですが、勇気を出して扉を開けると昭和にタイムスリップできます。内装全てに年季を感じます。右隣に座っていたおじさんは何かの記事を書いておられました。写真は二階で、一階はカウンター席があります。こちらの雰囲気も抜群です。客の年齢層は高めです。 * 全面喫煙可 * 定休日: 日曜 * 食べログ * Google Maps * Instagram 1984年開店という老舗。内装や食器類がとにかくおしゃれ。禁煙席はありますが喫煙スペースメインなので少々煙たいです。 * 分煙 * 定休日なし * 食べログ * Google Maps * Instagram 店名はアンセーニュダングルと読みます。店舗はビルの半地下で窓があって、閉塞感はありません。会話や動作を観察していると、小説家や雑誌の編集者らしき

By Takuya Matsuyama