個人開発に必要な複数のスキルを得るためにやったこと

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個人開発に必要な複数のスキルを得るためにやったこと

個人開発に必要な複数のスキルを得るためにやったこと こんにちは、TAKUYAです。InkdropというMarkdownノートアプリを作っています。このアプリは完全に一人で作っていて、企画からデザイン、コーディング、ユーザサポートやマネタイズまで一貫して担当しています。このように個人開発では様々なスキルが求められるのですが、今回の動画ではそのスキルをどのようにして学んだのかについてお話ししています。この話は、僕の創作の歴史でもあります。噛み噛みですが、参考になれば幸いです。Just Build It!! * 個人開発で食うという生き方

By Takuya Matsuyama
2018年の活動成果まとめ・来年やりたいこと

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2018年の活動成果まとめ・来年やりたいこと

2018年の活動成果まとめ・来年やりたいこと 今年は立てていた目標がいろいろ達成できてとても良い1年でした。去年も総括して飛躍の1年と評していましたが、今年も飛躍できたと言えそうです。嬉しい。皆さんのおかげです。ありがとうございます。 僕の活動の指針は「プロプライエタリなプロダクトを作りつつ、そこで得た知見はオープンソースのマインドでどんどん公開していく」です。今後もそれは続けていきます。 * アプリの売上だけで生計を立てて、受託ゼロを達成できた * Twitterのフォロワーが5,000人増えた * ブログ年間アクセス数が37万に達した * 持病と向き合って根治出来る見込みが出来た * YouTubeチャンネルを始めた * 個人開発を盛り上げるために考えていること 今年の成果といえば何といってもこれです。これまではフリーランスとして受託開発をしては当面の生活費を稼いで、減っていく口座の残高を見ながら自作アプリの開発に励むという活動形態でした。いつしかその残高の降下が止まり、逆に上がり始めたのはつい最近の事です。夢にまで見た生活がいつの間にか実現していました。楽しい

By Takuya Matsuyama
思いついたら、さっさと作れ!

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思いついたら、さっさと作れ!

思いついたら、さっさと作れ! 個人開発にニーズ調査はいらない。「準備」と称して企画に延々と時間をかけるのは無駄 本記事は “Why Needs Assessment is Not Necessary For Your Niche Product” の日本語訳です。 こんにちは、TAKUYAです。InkdropというMarkdownノートアプリを一人で開発しています。このアプリは一人で企画から運用までやって、先月の売上は40万円を超えました。以前、ローンチさせて最初の売上を得るまでの話を書きましたが、その中で個人開発としてどんなアプリを作るとよいのかという話をしました。毎日感じるちょっとした問題を見つける、というものです。本稿ではこの話についてもう少し掘り下げて書きたいと思います。 沢山のユーザに使ってもらえるサービスを考えるのは簡単ではありません。それを事前に知るのはほぼ不可能です。でも僕は多くの人が「これ、欲しいと思う?」と聞いて回るのを見ました。彼らは失敗を恐れているように見えます。自分の時間と努力を無駄にしたくないようです。もし解決したい問題を見つけたなら、それに今すぐ取

By Takuya Matsuyama
ユーザの退会理由をあれこれ考えない

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ユーザの退会理由をあれこれ考えない

ユーザの退会理由をあれこれ考えない 退会ユーザを追いかけると迷走する/自分ならどういう時に退会するかを考える/「欲しいもの」と「使いたくないもの」は表裏一体 どうも、TAKUYAです。InkdropというMarkdownエディタを一人で作っています。先日、総売上が400万円を超えました。いつもありがとうございます。 継続課金モデルでサービスを運営していると必ず直面するのが、課金ユーザの退会です。一般的に継続課金型のチャーンレートは6%前後で高いと言われています。チャーンレート(Churn Rate)とは退会率のことです。 チャーンレートはビジネスの継続性に関わる重要な指標です。このチャーンレートが成長率を上回らないように気をつける必要があります。個人開発において、どうすればこのチャーンレートを低く抑えることができるでしょうか。本稿で自分の考えを書きたいと思います。 Inkdropも未成熟の頃はチャーンレートがとても低く安定していました。でも最近では上記と似たようなレートを示すようになりました。やはり退会する人が増えると焦りを感じたり不安になります。そしてなぜ退会していくのか、

By Takuya Matsuyama
React Native製アプリのクオリティを上げるために工夫した事

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React Native製アプリのクオリティを上げるために工夫した事

React Native製アプリのクオリティを上げるために工夫した事 InkdropというMarkdownノートアプリを一人で作っているTAKUYAです。最近、React Nativeを使って、iOS版とAndroid版の新しいバージョンをリリースしました。React Nativeは、JavaScriptとReactを使ってクロスプラットフォームなモバイルアプリが開発できるフレームワークです。 どうすればReact Nativeでハイクオリティなアプリが作れるのか、今回の開発を通して多くのことを学びました。本稿では、よりよいアプリを作るために自分が工夫したことをシェアします。既にReact Nativeでアプリを作っている方も、これから作ろうと思っている方も参考になるかと思います。 * OSSライブラリは慎重に選ぶ * ネイティブ拡張モジュールは出来るだけ使わない * UIテーマの対応 * タブレットの対応 * 動作を軽く保つ * 違和感のないスプラッシュスクリーンを作る * CodePushは使わない方が良い iOSのUIKitと違って、React Native

By Takuya Matsuyama
個人開発で得たスピード仕事術

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個人開発で得たスピード仕事術

個人開発で得たスピード仕事術 作業のスイッチングコストを最小化させるための考え方と方法 Markdownエディタを一人で作りながらフリーランスをしています。今月(11月)の売上は18万円を超えました。順調に伸びていて嬉しい。毎日楽しいです。 個人開発はスピードが全てです。残業代もがんばった賞も出ないからです。一人何役もこなさないといけないので、作業のスイッチングコストが常につきまといます。設計してコードを書いてユーザサポートをしてマーケティングして・・。ましてや本業などがあると、プロジェクト単位で脳を切り替える必要もあります。 プロになってから約8年、常に本業と並行して何かしらの個人開発を続けて来ました。そして、このスイッチングコストをどうすれば最小限に抑えられるかという課題と向き合ってきました。自分で言うのも何ですがかなり速いと思います。例えば、先日ユーザさんから機能要望を受けたのですが、書き込みを見て2時間で対応してリリースしました。そしたらユーザさんが「速すぎやろ・・」と苦笑して若干引いていました。こうやって人を驚かせるのはめっちゃ楽しいです。 仕事に埋もれていたらこん

By Takuya Matsuyama
Hacker Newsで話題1位を取ると何が起こるか

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Hacker Newsで話題1位を取ると何が起こるか

Hacker Newsで話題1位を取ると何が起こるか 今までと特に変わらない 自作アプリInkdropに関する自分のブログ記事が、Y Combinatorの運営するアメリカのスタートアップコミュニティ「Hacker News」で話題になった。HNに自分の作品が話題になるのはこれで3度目。 一夜明けて、日本時間の今朝のコメント数は128、Upvotesは859だった。自分でHNに投稿した訳ではなく、読者の誰かがシェアしてくれたようだった。 練馬のマンション一室でしこしこ作っていたアプリが海外で話題になるのはとても感慨深い。記事のアクセス数は約6万ビューだった: もっと盛り上がらせようと思って、こんな感じでいくつかのコメントに返信したりした: 自分は何か自慢できるような大きな賞を取ったりしたことが一度もない。それが若干のコンプレックスだったりもする。でもこうやって話題になってくれると、一応世の中に認知されるようなモノが作れているんだなという実感が持てる。賞など別にいらない。 で、海外で話題になると何が起こるのか、ざっくり列挙したい: 1. 一日のユーザ登録数が通常の18

By Takuya Matsuyama

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Appleの審査でビジネスモデルを指摘された時の対処

Appleの審査でビジネスモデルを指摘された時の対処 本日8月23日、Inkdrop for Mobile v2.2.0をリリースしました。その際、iOS版の審査で一度Metadata Rejectedを食らいました。リジェクト理由は、「Inkdropの課金形態について詳しく教えろ」というもので、質問のリストが送られてきました。その時のやりとりをシェアしたいと思います。 まず、以下がAppleからの質問リストです: * Is your app a mobile extension of an existing service? * Does this existing service have a cost? * What are the paid content or services, and what are the costs? * Do individual customers

By Takuya Matsuyama
Inkdropの実装予定の機能 (vol.2)

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Inkdropの実装予定の機能 (vol.2)

Inkdropの実装予定の機能 (vol.2) In English: https://blog.inkdrop.info/the-next-roadmap-of-inkdrop-vol-2-b40a70b5498d つい先日、ロードマップに掲げた機能を実装し終えました。なんだかんだで長い旅でしたが、早速次のロードマップについて考えたいと思います。すでに沢山の改善アイデアが集まっています。 前回のブログの通り、Inkdropはゆっくり成長しつつもいい感じに利益を上げつつあります。とてもありがたい話です。毎日来る売上げ通知のお陰で、高いモチベーションを保てています。応援ありがとうございます。 前回のロードマップを通して沢山の改善が加えられました。 * iOSバージョン * Androidバージョン * Vibrant UI テーマ * 画像のエディタ内インライン表示 * ノートのウェブ共有 * インポート機能 繰り返しになりますが、Inkdropはチームワーク向けではありません。あくまで個人向けのノートアプリとして集中して改善していきます。 つい最近、新しいユー

By Takuya Matsuyama
タスク進捗表示機能に対応しました

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タスク進捗表示機能に対応しました

タスク進捗表示機能に対応しました Original post is here こんにちは、Inkdrop開発者のTAKUYAです。 今回はデスクトップ版(v3.21.0)とモバイル版(v2.1.0)の両方で新しいバージョンをリリースしました。このリリースでは、長く待たれていた機能がようやく実装されました。タスク進捗表示機能です。アプリは各ノート内のタスクリストを自動で数えて表示します。上記画像のように、その表示は邪魔にならずかつ見やすいデザインです。 進捗表示はノートリストでも表示されますので、いちいちノートを開かなくても把握することができます。 タスクリストはGitHub-Flavored Markdownの機能の一つです。構文は以下のとおりです: <span id="746a" class="rc px io qy b gz rd re m rf rg">- [x]

By Takuya Matsuyama
Apple Motionなら6000円でクールなプロモビデオが制作できる

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Apple Motionなら6000円でクールなプロモビデオが制作できる

Apple Motionなら6000円でクールなプロモビデオが制作できる English version is here 最近、Inkdropの新しいプロモビデオを作ろうと検討している。アプリが色々改良されたので、今のやつはだいぶ古くなった: このビデオはiMovieとAfter Effects CS4で作った。でも今回は別の方法で作ろうと思っている。After Effectsは普段ほとんど使わないのに、月額で何千円も払うのは高すぎるから。Macで動画制作といえばFinal Cut Pro Xだけど、もっと安くて良い方法があるんじゃないかと思って調べてみた。 要件はシンプルで、複数の動画を変形させて組み合わせられるツールが欲しい。そこで見つけたのがMotion。これはアップル製のアプリで、モーショングラフィックの制作に特化したツール。Final Cut Pro Xの苦手とする領域を補完する位置づけで提供されているらしい。例えば、流体変形させたり立体的なタイトルを作ったり、リアルなエフェクトを伴うような複雑なアニメーションを作るのに使われる。 特筆すべきは6,000円という値段

By Takuya Matsuyama